じょうパン

バトル・ロワイアルのじょうパンのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
3.8
内容自体が残酷なので、こういう系が無理な人とか当時の社会があんまり勧めていない感じなのは理解できますが、逆にこの作品の生々しさがリアルで実際に自分がその場にいたらどうやっていただろうと考えながら、個人的には楽しめた作品でした。

◻️脚本
「今日は皆さんに、殺し合いをしてもらいます」という衝撃的なセリフから始まる物語はとてもぶっ飛んでいて逆に好きでした。殺し合いをする映画ですが、死を美化しているとはそんなに感じませんでした。どちらかというとあんなに仲の良かったクラスや友達が、意味深な言動をきっかけに殺してしまう、そんな人間の怖さや愚かさや未熟さが現れていていて人間は怖い生き物だなと思いました。
全部が全部そうでは無く、転校生の章吾は3日間だけでも信用できる人だと感じたのでこれもまた人間は不思議だなと思いました。
教師の北野も水鉄砲で脅していたのでそんなに悪い人間じゃないんやなと感じました。でもなぜ北野は中川にあんなに優しくするのか謎でした。昔北野がナイフで切り付けられた事でなんかあったのかな?あと最後の絵もよく分かりませんでした。
ラスト船の上で終わりでいいのかなと個人的には思いました。都市で指名手配されて終わるのが、あんなに大自然が舞台やったのにいきなり都会だったのでギャップがあり個人的には微妙でした。

◻️演技
章吾がまさかの山本太郎さんでびっくりしました。なかなか上手くて俳優やってた方が良かったのでは?と思いました。
全体的に死ぬ瞬間に一言言った後にすぐ死ぬ演技が「急すぎるやろ」と思ってしまったのでゆっくり死んで欲しかったです。

◻️まとめ
一度は観ておくべきぶっ飛んでいる作品だなと感じました。何故こんなに評価が低いのか気になります。残酷やからかな?

藤原竜也の
「狂ってるよ!どうしてみんな簡単に殺し合うんだよ」が最高でした。

2024 47本目
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