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ベラ・ルゴシの 幽霊の館のハテナのレビュー・感想・評価

ベラ・ルゴシの 幽霊の館(1941年製作の映画)
1.5
死んだ妻に未練たらたらな男と、彼の屋敷で起こる奇妙な殺人事件の話。
邦題でわざわざ「ベラ・ルゴシの」ってつけるくらいだから、彼相当な名優だったんでしょうね。

この妻、話から察するに不倫した挙句自動車事故で死んだ、みたいなことになってるんですが、本当は生きてて、しかも近くの小屋に匿われて執事の一人が食事を運んでいるという。
じゃあさっさと屋敷に戻りなよ、って話なんですが、彼女は屋敷に戻ると夫に殺されると思っているらしく、せいぜい屋敷の周りをうろついてみるだけ。ところが主人の方は、うろついている彼女を見るたびに、夢遊病みたいになって次々と人を殺してしまうんですね。とはいえ、なにをどうしたら人殺しのスイッチが入るのか、は結局分からないまま終わります。

ある1件に対するいくつかの状況証拠だけで、一連の事件の犯人として死刑になった御令嬢のフィアンセがあまりにも不憫すぎるし、警察はそいつを疑う前にもっと真面目に捜査しとけって話で、話の全体としてはホラーにまとまるんだろうけど、そういう胸糞な部分が前半に見えて、そのへんがちょっと不快だった。

観た日:2022/12/18
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