keibaba08

アメリカン・ビューティーのkeibaba08のレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
5.0
不思議な映画で、ジャンルでいう
なれば、社会派コメディといった
ところでしょうか。

広告代理店勤務の父レスター役を
ケヴィンスペイシーさんが、熱演
されています。

妻との関係は既に冷え切っており、
反抗期真っ只中の娘には、冷たく
あしらわれる日々。

ある日、娘のチアガール姿を観に
行った際に出逢ったアンジェラに
一目惚れしたことから、

彼の中に大きな変化が巻き起こり、
少しずつ、運命の歯車が動き始め、
そこからは驚きの展開に。

危なく見えて実は純粋、男らしく
見えて実は繊細、遊び回っている
ようで実は奥手。

強そうに見えて実は弱虫、真面目
に見えて実は不真面目、真面目に
不真面目、まじめにふまじめ。

見た目に惑わされて本質を見失う
恐ろしさ、当たり前の日々は危険
なバランスの上に成り立っている。

アメリカの中流家庭の崩壊を描き
ながら、アメリカの美という題名
をつけたところに、

製作陣のセンスを感じ、賛否両論
あるかとは思いますが紛れもない
銘作と私は考えています。
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