りふぃ

耳をすませばのりふぃのレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
4.0
中学校の道徳の教科書にこのお話の抜粋が載っており、なんとなく知っていたもののちゃんと観たのは初めて(なぜ道徳の教科書にコレが載ってたのかは謎)。
「うわあ、こういうお話だったんだ!」「超直球!」「眩しい!」というのが率直な感想。

雫と杉村と夕子の三角関係、身に覚えがありすぎて胸が締め付けられた笑笑
友達を応援しようと思ってたら、友達の好きな人から告白されるという……。
中学生あるある……なんだろうか。

聖司が雫を呼び出した時、みんなが囃し立てる感じ、中高生あるあるだなあと。
私の学校でも、人気の男の子が後輩の女の子に教室前で呼び出されて、その階にいたみんなが顔を出して廊下で話す二人を見守ってたことがある(その後、二人は人気のない場所に移動し、男の子は告白を断っていたが)。

また、聖司と雫が屋上で話した後、雫の友人たちが「でも、告白されたんでしょう?」と言っていて、「え!?あれ告白だったの!?」と鈍感な私は驚いてしまった。

……そんなわけで、私の青春時代と重なる部分があり、ちょっと苦しかった。

バロン伯爵に纏わるおじいちゃんの過去の恋物語はめちゃくちゃ切なかった。
戦争はいろんなものを引き裂く
(アメリカ兵とフランス看護師が出逢い、出兵で引き裂かれ、結局会うことが叶わなかったという映画があったはずだがタイトルが思い出せない……その映画に近しいものを感じた)。

恋は難しい。

そして、最後の聖司のプロポーズは早すぎでは?笑笑
でも、sumikaの“Lovers”もあるわけだし、若者はそんなもんなのか。
りふぃ

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