健一

耳をすませばの健一のレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
5.0
『あなたは さっきの猫君?』

ここから『物語のような日常』がはじまる・・・

金曜ロードショーにて鑑賞(録画)。
というか10月に実写版がやるんだから直前に放送すればいいのに。😅

でも。待ってました!😊

実は私が『ジブリ作品』の中で一番好きな作品がコレなんです!

理由①
主人公 雫が住んでいるボロ団地。😰
私が生まれ育った団地とそっくりなんです。😅
今年で築54年!。惜しくも私が子供の頃生活していた号数は昨年9月に火事🔥になってしまいましたが、本作を見る度に幼少期を思い出してしまいます。
あの狭さ!自分専用の部屋なんてあるワケない。せまーい空間で勉強しなくちゃいけない。となりでオヤジが大音量でTVで野球見てるし。😰
よくあんなところで生活していたなと今となっては思います。😅

理由②
ピュアなボーイ・ミーツ・ガール。
もう きゅんきゅん しちゃいます。
あんなストレートに好意をぶつけ合えるなんて!なんか昔を思い出してしまいます。
特に雫の同級生の野球部の子が
『そんなの困るよ!だって俺、お前のことが好きなんだ!』
のシーンが最高に好き!
なんでも言い合える異性の友達同士でいたいのに どんどん『好き』という気持ちの方が勝(まさ)っていってしまうあの切なさ。
もう『キューーん』です!😅
天沢君とのピュアな恋心も見ていてなんとも気持ちのいい!
ラストシーンで胸が張り裂けそうになります。😍

理由③
隅々まで個性的なキャラクター達。
ゆる〜いお母さん、キツい姉、おっとりお父さんの雫の家族たち。
優しくて心広き天沢君のお爺ちゃん、奇妙な猫、そしてバロン。
その他、騒がしいクラスメイトたち。
『しぼんでる』キャラクターが一人もいない。
みんなそれぞれの役割をきっちりと果たしているこの構成の上手さ。
脇役たちがしっかりしているから 雫の物語 がすんなり頭に入ってくる。

理由④
エンドロール。
雫が住む街並みの歩道の一日を様々な人々が通りすがりすれ違っていく。
『今日も平凡な一日が過ぎて行く。明日からも頑張ろう。』という気持ちにさせてくれる大好きなエンディング。
劇中流れる『カントリーロード』もサイコーで鳥肌が立つほど素晴らしい。
元々はアメリカのシンガーソングライターのジョン・デンバーの1971年のヒット曲なんですが、若い人達は日本のこの歌しか知らないのでは?

10月に本作の『10年後』が描かれる実写版が劇場公開されるのでとても楽しみ。
ふたりとも あのピュアなまま 10年の月日を過ごしてきたのだろうか・・・


というワケで・・・
わたくしの『ジブリ作品』Best 10

第1位 耳をすませば
第2位 千と千尋の神隠し
第3位 風の谷のナウシカ
第4位 天空の城ラピュタ
第5位 もののけ姫
第6位 紅の豚
第7位 魔女の宅急便
第8位 火垂るの墓
第9位 おもひでぽろぽろ
第10位 風立ちぬ

ダントツワースト アーヤと魔女

ありきたりな つまらないBest 10 😰
健一

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