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天国への階段のmhのレビュー・感想・評価

天国への階段(1946年製作の映画)
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WW2終戦間もないイギリスで作られたいっぷう変わった戦争映画。
・めちゃっこいいOPシークエンス
・カラー映画が出始めのころの映画で、カラー(現実)とモノクロ(死後の世界)を使い分けるという画期的アイデア。
・タイトルにもなった巨大階段の舞台セット。
・アメリカとイギリスの対比を巧みに組み込んでいる。
と、かなりのハイコンセプト。
死にゆくイギリス空軍の兵士が今わの際の連絡で、アメリカの通信兵と恋に落ちるという冒頭がとにかく素晴らしくて、そこだけ何度も見ていたい。
脳外科手術のくだりはよくわからんかった。その手術いる?
これといった弁護人がいねーなら、殺しちゃえばいいじゃないという力技すごかった。
中国人、インド人、アイルランド人。イギリス人がいかに嫌わているかの自虐のくだりがイギリスっぽくてよかった。
わかりやすい「トゥインクルトゥインクルキラーカーン」というか、戦争版「素晴らしき哉、人生!」みたいな楽しみ方もできた。
イギリスではオールタイムベスト100に入ってる映画とのことで、それにも納得でした。
これはいいね! 面白かった!
mh

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