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アニーのBaadのレビュー・感想・評価

アニー(1982年製作の映画)
3.7
娘のうちに留守番にいった時、ミュージカルの配信映画の中から、大好きなアルバート・フィニーが出ているのに見逃していたこの映画を選んでみました。

アルバート・フィニー出演のミュージカルでは、1970年の『クリスマス・キャロル』が大傑作なのですが、それと比べてこれは、巨匠が監督しているのにあんまりミュージカルっぽくない、というか、スピルバーグの『ウエストサイド〜』みたいな感じの動きと社会性重視の映画かな?
あと、全体の作りがミュージカルじゃなくてアクション映画でした。

1930年代の貧しさの描写が結構リアルで踊り以外の役者さんの動きもシャープで感心しましたが、丁寧に撮られているミュージカルシーンのなかで、パンチラも年齢を問わず実に丁寧にとってあるのと、孤児院の里親の院長の描写がイマイチで興醒めだったので、少しスコア減らしてます。

あと髪の毛剃るとアルバート・フィニー誰だかわからないですね。癖の少しあるウェーブヘアーが素敵なのに・・・
なんというか、フィニーの無駄遣い。

物語は後半の詰めがイマイチかな。

秘書の女性と時代考証と美術やファッションは素敵でした。
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