いもむし

カリスマのいもむしのレビュー・感想・評価

カリスマ(1999年製作の映画)
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カリスマと呼ばれる木を巡って睨み合う人々の中に役所広司が入り込むことで世界が破壊されるという話。
カリスマ保護派、森林保全派、金儲け派、森林破壊派、ボケた婆さんなどの派閥がある中、完全に部外者という立場であるにも関わらず、いつの間にか全ての陣営から味方してくれるように求められている役所広司はカリスマの木以上のカリスマ性を帯びており、終盤は半ば自覚的にそのカリスマ性を振るっているようにも見えた。
黒沢清が役所広司を好きすぎるあまり生まれた映画じゃないかと疑っている。
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