いもむしさんの映画レビュー・感想・評価

いもむし

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オーディション(2000年製作の映画)

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女を人間扱いしなかった男達に犠牲者からのカウンターが飛んでくるみたいな話。
主人公がオーディションで選んだ女と自分の過去をぐちゃぐちゃにしながら錯乱していくのはおもしろかったが、最終的にそこそこ真っ当
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カリスマ(1999年製作の映画)

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カリスマと呼ばれる木を巡って睨み合う人々の中に役所広司が入り込むことで世界が破壊されるという話。
カリスマ保護派、森林保全派、金儲け派、森林破壊派、ボケた婆さんなどの派閥がある中、完全に部外者という立
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

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ナン・ゴールディンという人のこれまでと今をドキュメンタリーにした作品。
自分の価値観を最優先に生きた結果、たまたま向いている方向が社会正義と一致していた感があり、少しのボタンの掛け違えでとんでもない活
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

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中盤でクマが寝るまでは妙な緩急があっておもしろかった。それ以降はどこにでもありそうな感じ。

ゴジラ(1954年製作の映画)

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さすがに古いので特撮部分は当時の工夫に思いを馳せる感じになってしまうが、ドラマ部分の戦後の描写(言葉遣いや戦争に対する認識)は戦後10年経ってないだけあってリアル。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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大衆向けゴジラって感じ

おそらくシン・ゴジラの爆発的ヒットからオタク向けマーケティングとして円城塔のテレビアニメ、虚淵玄の映画三部作と制作するも大してウケなかったことからオタク市場に見切りをつけ、マ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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しょうもない男がしょうもなさ故に破滅するお話。
時系列をバラして差し込んだ描写を回収するまでのスピードは全体の尺が短いこともあってかなり早めで、話のトリック的なものは時系列うんぬんの外側にあるため構造
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Winny(2023年製作の映画)

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あまりネットの技術に詳しくなくてもP2Pはまずいというイメージを与えるようになってしまった元凶の事件を描いた作品。
東出くんの演技が素晴らしいし、作中におけるwinnyの説明部分がちゃんとしていて意思
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X エックス(2022年製作の映画)

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この映画単体で見るとすれば、婆さんの「こんなはずじゃなかった」的妄念の暴走に対して、将来婆さんと同じになるかもしれない主人公がそれをわかった上で冷ややかにカウンターをかますというお話になる。それだけで>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

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後世で芸術家が評価されるという、芸術家にとって何の救いにもならないことがどのようにして起こるのかを現代を舞台に描いた作品なのかなと思った。
いつの世も、正しくて才能があって芸術的な人間よりも、愚かで非
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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オッペンハイマーの視点を描くことでアメリカ人を批判する意味で作られた映画ならよくがんばったと思うけど、核兵器を作ってしまったことに対しての映画として作ったなら視点が欠けているのでイマイチな映画ではある>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

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しれっといろんな動物が画面内をうろついていて本筋とは関係ないけどおもしろかった。
本筋はおかしいことにおかしいと言わず、自分の立場をはっきりさせないためになし崩し的にあらゆるものを失っていく男の話だっ
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自殺サークル(2002年製作の映画)

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虐殺器官とかバビロン(野崎まどのほう)とかに近い、というかバビロンに関しては本作が多少なりとも影響してそう。
ただ、虐殺器官のように言葉の身体的影響だったり原義でのミームだったりについて扱うというより
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座敷鬼(2023年製作の映画)

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世にも奇妙な物語の中の一つだったら面白い部類

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

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10日で男に振られる方法のほうが正しい気がする。内容的にも原題的にも

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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ドブに浸かるハゲおじさんは相変わらずだったが、新要素としてナイフペロペロマンが登場したときはボボボーボ・ボーボボの実写版かと思ってしまった。
最終的にナイフペロペロマンが主人公と決闘して勝利し、大領家
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暗数殺人(2018年製作の映画)

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一見義理人情に篤いというようでもない刑事が見つけられていない被害者のために私財を投げ打つとか、知能犯と狂人という2つの側面を内在する犯人の姿とか、とにかくキャラクターの作り方と見せ方がうまい。人物描写>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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マンオブスティール以来の面白いジャスティスリーグ映画だった。
マルチバースを扱う作品は、マルチバースを渡れるキャラ以外が書割みたいになってしまうことが今作ではそのあたりも先行作品から学んだのか丁寧に作
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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旦那が死んでしまったとはいえ、犯罪を犯したわけではないから、懺悔するなりカウンセリング受けるなりしてケアすればいいのに被害者面していたいがために田舎の豪華な屋敷で気分転換することを選んでしまうあたり序>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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雪の山荘から落下死した男の死に関わった容疑で裁判にかけられた妻とその息子のお話。
実際どうだったかよりも他殺か自殺かどちらを信じるか、というところに論点を置いており、言われてみれば確かに裁判ってそうい
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キャビン・フィーバー2/キャビン・フィーバー スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

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スブラッタコメディ的な映画。ポスターがクソ映画にしか見えなくてハードルが下がりきっていたからか意外と面白く見れた。

監視者 のぞき穴(2015年製作の映画)

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見かけは凝ってるっぽいけどやってることはそんなに意外でもない感じ。

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

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貞子はかわいそうだけど、伽椰子にかわいそうなところが無いので、あんまり同列にバケモノ扱いするのはどうなんだと思いながら鑑賞し、そんなこと気にしてられないくらいめちゃくちゃで衝撃を受けた作品。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

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かつて白石晃士好きの人に捕まって一晩中コワすぎを見せられたことがあり、半ば強制的に見せられたこともあって何をどこまで見たのか記憶が混乱していた。数年経った今落ち着いて見返したところ、ここまで全部見せら>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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醜い姿で汚い言葉を吐く悪魔憑きが聖水やら十字架やらを携えた神父と対決するという悪魔祓いモノのテンプレとも言える構図はさすがに食傷気味というか、コンスタンティンほどではないにしても何か新しいものがあって>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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役所広司のことを好きすぎる、東京以外のちゃんとした都会から来た人でないと撮ることができない映画だった。

すれ違う人どうしが別世界に住んでいるかのように関わらないクソつまらない街という側面と、徐々に消
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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アリ・アスターの映画、ということだけ情報を入れて見に行き、どうやらコメディを撮っているつもりらしいことに気づいてぞっとした。でも映画としての出来は良かったと思う。

これまでの2作で人間の醜悪さ、邪悪
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