Ki64

オーロラの彼方へのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

まだ生きてるぞ 隊長


マイベストムービー。
『バタフライエフェクト』とはまた違ったタッチで、こちらも名作。泣けるしハラハラするしで、最高に面白い。

まず亡き父と無線を通じてまたお話できるようになるって時点で涙目になる。涙腺脆すぎかな?
父に自分が30年後の息子だと信じ込ませ、死亡フラグ回避したらそれによりタイムパラドックスが生じて今度は母親がいなかったことになってしまう。
何気ない母への電話が、この分岐の前後で全く違ったものになる描写がとても印象に残る。
そしてこの時のサッチの表情がマジで怖い…

そこからは母親を殺した犯人を親子で探し出す。
無線でのやりとりなのでなかなかうまく事が運ばないが、犯人の指紋がついた財布を30年後の息子に託したりして徐々に追い詰める。
しかし殺害現場に訪れた父が逆に容疑者にされ、その上親子を繋いでいた大切な無線機も壊れ、一転して大ピンチに。
ハートフルストーリーだと思ってたら意表突かれたし、失敗が許されない状況なのでこの辺のハラハラ具合はなかなかのもの。


私の好きなシーンはこのレビューの冒頭に記したセリフが出るところですが、もう一つはラストの草野球の、おぼつかない足取りで走る親父のシーン。
正史だと見れなかったこの年老いた父の姿には、本当にジーンとくる。

是非いろんな人に観てほしいオススメの1本です。
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