美空ひばりと林与一が河原でチンピラを蹴散らす殺陣がよく撮れてる。狭い空間でも素早いカメラで臨場感が出ていて感嘆。この河原のセットは何度か使われるがどれも立て掛けられている竹が良い装置になっている。
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己に嫉妬する二役のひばりがオモロ。
出し物はお馴染み『雪之丞変化』なのだが、雪之丞よりも鉄火肌のお七をメインに描いた「女侠もの」といった趣き。このタイトルもそうだが、使われる音楽まで当時全盛を誇って…
「お島千太郎」のように、美空ひばりの歌と同名の舞台の映画化のようだ。主役2人の息は合ってるし、役柄も彼らに合っていて、ぐっと面白くなってる。他のキャラクターもそれぞれに魅力があって、楽しい作品。
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映画スターとしての美空ひばりが正しく評価されてない、というか忘却されていると感じる。主演映画が150本ほどあってもDVD化されていないものは多く、この「小判鮫 お役者仁義」もVHS化されたがDVDは…
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