みんな大好き学校の怪談シリーズ。
「3」は私が1番回数を観ていて馴染み深い作品です。
学校もついに木造から鉄筋コンクリートへ。
当時の子ども達の環境や心境がちゃんと作品に落とし込まれていて、いままでの無邪気なドタバタコメディ感とは違った描写が多かったと思います。
今までの作品と大きく違うのがお化けが明確な敵意を持って本気で子ども達に襲いかかってくるところで、バイオレンスなお化けに襲われるハラハラ感が特徴的でした。
良くも悪くも当時の子ども達の目線に合わせた印象が強く、まさに現代版の学校の怪談といった感じなので私も含め当時の子ども達から観れば怖くて面白いとなりますが、大人が観て感じるノスタルジー感はグッと減ってしまったんじゃないかなと思います。
監督を変え「３番目が一番怖い」というキャッチコピーで打ち出した作品であり、過去2作とはベースは同じでも子どもの扱い方も怖さのベクトルも違うため違和感があるかもしれませんが、新・学校の怪談として味わい深い作品だと感じました。
