ヤットポット

クリクリのいた夏のヤットポットのレビュー・感想・評価

クリクリのいた夏(1999年製作の映画)
4.7
これほど「古き良きフランス」とゆう定型句が似合う作品を他に知らない。邦題の少女クリクリが主人公と思いきや、中年男性2人が主な登場人物の、沼地での人々の生活交流を描いた群像劇である。
とにかく主演男優の2人の演技が良く、劇中歌の「美しい五月の歌」を時折思い出しては、初夏の夜道を歩きながら口ずさみたくなること請合いだ。
都会の生活のせせこましさに疲れた人へ、是非ともおすすめしたい作品である。