可愛いジャケットに惹かれて。
写真ほどsweetな感じでもなくて、「ミツバチのささやき」を思い出すような、感受性が強い少女のお話です。
脚本は「アメリ」「ピエロの赤い鼻」のギョーム・ローラン。
暗闇が怖かったり、未知のものごとに不安だったり好奇心を持ったり。大人になって忘れてしまったあの頃を思い出させてくれました。
両親の不仲と、姉が寄宿学校へ行ってしまって不安でいっぱいな10歳のベティ。純粋な大きな瞳からそれが伝わると、ぎゅぅぅっと抱きしめたくなった。
そんなある日"小さな秘密"を匿う。
傷つきながらも、生き生きとした表情でお世話するおませな様子が微笑ましかったりハラハラしたり。これは小さくない...大きな秘密です!
ラストの、はしょった感が少し気になったけれど、子供と大人の狭間で揺れ動き、ちょっぴり成長する姿が瑞々しく描かれていました。
色使いがとっても可愛い。緑深い風景に映えるベティとママの真っ赤の洋服は特に素敵♡