この作品のみどころ、
峠でのレーシングシーンでは、
運転手同士での駆け引きや、
ハンドルさばき、アクセルさばき、
アングルの切り替えなど、
緊張感があって見ごたえった。
映画として面白かったと思うが、
(B級映画としてのおもしろみです)
何がしたかった映画なのだろう。
この作品を見て、何を思えばいいのだろう。
これは、
原作漫画の「頭文字D」を愛する、
香港と日本の友情を示すために作られたのだろうか。
俳優さんは、
ほとんど香港の俳優さんなのかな。
(台湾、中国、カナダ、出身地についてどうこうとか、
その辺の議論は省略する。調べるのめんどくさい)
日本人じゃないアジアの人が、
がっつし中国語でしゃべっているのに、
日本人の役ってカオスすぎる。
日本語吹き替えで見るべきか、
中国語で、字幕を日本語にして見るべきか悩んだが、
映画のテイストが
香港なので、中国語で見た。
誤解のないように、
中国を差別しているのではない。
日本映画でも、
テルマエ・ロマエという映画では、
日本人が古代ローマ人を演じている。
(映画は見ていないです)
ただ、
頭文字Dの映画は、決してコメディ映画ではない。
コメディ要素はあるが、
カーチェイスの真剣さは、
決して悪ふざけの映画ではないのに、
なぜに、
このキャスティングなのか。
今だと、
香港人が日本人を演じるとか、
政治的に作れない映画かもしれないと思うと、
残念な気がする
いろんな実験要素があって良かったのかもしれないのに。
ストーリー的には次回作をにおわす雰囲気があるが、
今だと政治的に続編作るのは難しいのかな。
今なお
続編が作られていないのは、
政治の影響なのか、
純粋に、
作品に対する需要がないからなのか。
僕は続編あれば
見たい派だよ。
できれば同じキャストで。