初期の北野映画の、この独特の哀愁は、本当に秀逸。台本も演出もなく、“芝居してはいけない”という映画作りの中、これだけの作品になったのは、全員、演技派の役者さんを使っているから。全編通して、多くのセリ…
>>続きを読む監督自身のそれまで生きて経験して来たことの、最も強烈なものから厳選し結晶化させた結果、奇跡的な傑作になっていたという印象。
それはフライデー事件後に身をおいていたという沖縄だったり、生まれ育った足立…
コワイ映画。
最初見たのが中学生ぐらいだったけど、今までにない無慈悲な冷たい怖さを感じた映画。
でもそれを面白いと思えた。
砂浜でのなんかお遊びみたいなシーンは長過ぎに感じた。
その後との対比なん…
せつねえなあ。キタノブルーって色じゃなくてこの感じなんだろうなー。諸行無常じゃ無いけれど人生っていうか現実っていうか、そういうものを現しているように思う。ロングカットの空白感が、その虚無感やむなしさ…
>>続きを読む哲学的なことを考えさせるが、話というものがそもそもないことにも気付かされる。孤島で大人たちが子供の様な夏休みを過ごし、次第に現実に戻される様と沖縄の風景が妙なマッチをしていて美しい。僕にはまだこの哲…
>>続きを読むやっぱり、これが初期の最高傑作だと思う。刹那的な美しさに充ち満ちていて、全シーン大好きだ。
ここまでバッチバチに圧倒的なナルシシズムとセンチメンタリズムと暴力性を見せつけられると、男としてはもう、ひ…
ヤクザものではあるけども沖縄の情景と人情味のあるシーンの数々が何故か心地よい作品。中盤からのふざけあうシーンは見ていて笑えたけどヤクザ映画としての緊張感はしっかりあってメリハリがある。ただ話しの接合…
>>続きを読む©︎1993 松竹株式会社