サイコな香りがぷんぷんする、B・デ・パルマ監督のエロティックサスペンス。
エレベーター、シャワールーム..."密室感"の表現が上手くてとってもリアル。そして鏡の演出がお見事でした。
好きだったのは、
欲求不満の女と、狙われた男の美術館の長い長い鬼ごっこ。隠れんぼ?
セリフも無いのに、魔法みたいなカメラワークに惹きつけられて目が離せなかった。
このシーンを監督は大学生の時に考えたそう。才能がある人は絵画鑑賞中にそんなことを考えるのか..何というイマジナティブな青年だったのだろう。
謎の犯人VS娼婦+少年の攻防にハラハラドキドキ。
途中でタイトルの「殺しのドレス」の意味がわかってしまったけど、最後まで楽しめた。
あの..ジーーッと見てくる少女は、何を感じとったのだろうか。。怖かったな。