Keigo

嵐の孤児のKeigoのレビュー・感想・評価

嵐の孤児(1921年製作の映画)
3.5
D・W・グリフィスは『散り行く花』に続いて二作品目。

一目見てすぐ思い出すこの顔、リリアン・ギッシュだ!しかも妹のルイーズ役はドロシー・ギッシュでリリアンの実の妹だと。なんと美しい姉妹なんでしょう。それぞれ違った美しさがあってそれもまた魅力的。

正直に言うと、脂肪と糖と添加物マシマシみたいな現代の作品の味を知ってしまっている身体では、150分の当時のサイレント作品はなかなかにきつい。状況を把握するまでにかなりの集中力を要したので、途中何度か休憩を挟みながら観た。

18世紀末のパリを舞台に、フランス革命や政治の嵐に巻き込まれる2人の孤児の運命が描かれる。戦闘シーンや裁判のシーン、そしてD・W・グリフィスの必殺技ラストミニッツレスキューのシーンはものすごいエキストラの数で圧巻の大迫力!

アンリエットがルイーズの歌声に気付いて二階の窓から叫ぶシーンが印象的。
Keigo

Keigo