鍋レモン

サスペリアの鍋レモンのレビュー・感想・評価

サスペリア(1977年製作の映画)
3.3
⚪概要とあらすじ
ヨーロッパのバレエ名門校に入学した若い娘を襲う恐怖と惨劇を描いたイタリアのミステリー・ホラー。

ニューヨークからドイツのバレエ学校にやってきたスージーは、激しい雨の中、ようやく学校にたどりつき、扉を叩くが応答はなかった。翌朝、改めて学校を訪れた彼女は、副校長のブランク夫人とタナー女史に紹介される。ハードなレッスンが始まるが、不安や疲労がたまったスージーは倒れてしまい、目がさめると寄宿舎のベッドにいた。そこで彼女は、以前から学校で何人もの人間が行方不明になっているという謎めいた話を聞かされる。

⚪キャッチコピーとセリフ
“決してひとりでは見ないでください-”

「不幸の原因は鏡のひびでなく心のひびです」

⚪感想
Theオカルト作品。

なんなんだ!?なんなんだ!?と思っている内にサラッと解決してあっけなく終わってしまった。

映像で光のレッド、ブルー、イエロー、グリーンの色使いが上手い。極彩色。

音楽はどこか不思議な感じで、観終わった後も脳内に流れている。

色と音楽がオシャレと言うよりは芸術的。

ホラーよりはミステリーで驚かす感じではなく、鳥肌系。
毛虫のような生き物がウニョウニョしているシーンはゾワゾワした。

主人公の女の子がとにかく可愛くて癒される。心強めで可愛い。

隣人のサラは眠そうな主人公をめちゃくちゃ叩き起すからやめてあげて〜と思ってしまった。
錠が開きそうなのも手で押さえればいいのにと思うけれど映画だからしょうがないか。

血がとにかく鮮やかで発光色みたいな感じ。
個人的に気になったのはワインは血だったのかどうか。血でもワインの色味じゃなかったような。

自動ドアの機械部分のズームが意味もなくただただ怖かった。特に意味はないのになぜズームしたの。

本物のおばけが映ってたの知らなかったし怖すぎるって思ったら監督の意図的な演出だそう。

かなりどうかしてる映画だけれど、映像美と音楽が好き。



⚪以下ネタバレ



原因は魔女でしたみたいな展開が凄い。犯人誰だろうとかではなくお化けというか悪魔系の仕業でしたっていう。邦画なら怒られそうだけど今作はなんだかんだ受け入れられる。

以下ストーリー。
スージーはバレエの名門校へ。激しい豪雨の中学校へ。受付をしようとすると1人の女の子が。彼女は怯えながら何かを言い去る。スージーは自分が入学生だと伝えるも追い返され帰ることに。その途中さっきほどいた少女を見つける。その後その少女は友人のアパートへ。しかし、命を落とす。次の日、スージーが再び学校へ訪れると入れる。昨日のことを訪ねると不手際だったことを伝えられ、学校の職員たちを紹介される。さらに警察がおりスージーは昨日見た少女が死んだことを知る。スージーはレッスンに参加するも体調が悪くなり倒れる。診察を受けると貧血ということで赤ワインを飲むことになる。スージーはサラと仲良くなる。ある夜天井から蛆虫が落ちてくる事件が。屋根裏にあった食べ物に蛆虫が湧いたことが原因らしい。そこでバレエホールで寝泊まりすることに。しかし、スージーとサラは聞きなれないいびきを聞く。翌日アルバートが盲導犬に噛まれる事件が起こる。そのせいでダニエルはクビになる。その夜ダニエルは盲導犬に食い殺される。スージーは少女の死を副校長に伝えるも特に変わることなく、その夜サラが助けを求めるもスージーは眠ってしまう。次の日スージーが起きるとサラは退学していた。不審に思ったスージーは精神科医の元へ。精神科医は学校の歴史について話す。それは魔女についてであった。スージーが学校へ帰ると他の生徒は旅行に行ったと知る。スージーは赤ワイン飲まず、サラのメモを使い秘密を突き止めに行く。突き止めると職員によってスージーを殺そうとする儀式が行われていた。バレそうになり逃げ込むとそこは魔女の部屋だった。スージーの不注意で魔女が起きるも刺し殺すことに成功する。その結果部下たちも死に、学院は燃え、スージーは助かる。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。

⚪パンフレット所持
鍋レモン

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