Keigo

海賊ブラッドのKeigoのレビュー・感想・評価

海賊ブラッド(1935年製作の映画)
3.5
序盤はどの辺が海賊やねんとなるけど、なるほどそういう経緯なのか。いわゆる海賊のイメージよりは幾分清潔で神々しい雰囲気のエロール・フリンが魅力振りまきまくり。最近古典作品の鑑賞が続いているけど、今作のヒロインであるオリヴィア・デ・ハヴィランドもこれまたすごく魅力的で、当時のスターは皆独特の魅力があるなー、と。

海賊モノと言えば今は真っ先に思い浮かぶのはパイレーツ・オブ・カリビアンだし、ワンピースかもしれないけど多分他にもたくさんあるんだろう。そもそも海賊って題材として、すごく物語的だよなと改めて思う。だからこそ競合も多くなるし、名作を仕立てるのはその分難しいとは思うけど。

波打ち際の剣戟シーンもいい意味で時代を感じてこれこれーって感じだし、終盤の船同士の海上戦闘シーンのハチャメチャ感は圧巻。全体的に人の数が多くて規模がデカいのも当時の気合いが感じられてアツいし、キャラが立ってる役者さんも多くて悪役も魅力的。セット感やミニチュア感もそこまで感じなくて、迫力も十分。

スコアはそこまで高くないけど、今観ても昔の作品だからと力まずに楽しめる良作!
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