ええ映画やと分かってて見たけど、ええ映画やったわ。
色んな対人関係が出てくる、患者と先生、生徒と先生、友人、恋人etc…
どの関係をつまみ取っても面白かった、良い会話劇。
去った部屋を見て笑うところがすごくいいね、いい演技。
大人になってしまった今、見ていて1番心に残ったのはショーンとランボーの「旧友」という関係性。
旧友という表現に括るには憚られるくらい色んな感情が乗っていて、表現が難しい。
友人と呼ぶには近すぎ、ライバルと呼ぶほど戦ってはいない。
嫌いな部分があるけど嫌いってわけじゃ無い、頼りにはしてるけど頼る順番は最後、みたいな。
お互いを認めてはいるものの、少し気に入らない所もある、そんなありふれた大人達の付き合い方。
大人にもなれば本心を隠しながら人と付き合うことは容易い。
でも主人公がきっかけで大人2人も向き合う事になった時、互いに逃げずに向き合う所がいい。
自分もそうありたいと常々思うけど、相手が乗ってきてくれない時もままある。
ぶつかり合える相手が、オトナになってしまった人たちにとってどれだけ希少か。
おれももう一回宝くじ当たんねーかなー