tatsu

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのtatsuのレビュー・感想・評価

4.5
MITの教授が2年間かけて解くような問題を一瞬で解いてしまう天才である主人公は、ある日、数学の教授に才能を見出され、スカウトを受ける。しかし、主人公はスラム街出身で両親や兄弟もおらず、義理親には虐待を受けるなどして、過去に大きなトラウマを持つ青年であった。そのため、才能はあるものの、自分の可能性に蓋をしており、自分が先に進むことへの怖さから、恋愛も就職も進められた方向性には進むことが出来なかった。数学の教授は大学時代の同級生に心理カウンセリングを依頼し、彼の心を開放し、トラウマを克服するよう、手を差し伸べたのである。そして、最後は自分自身で方向性を定め、人生を歩んでいくという物語。

印象に残ったシーンは、
主人公の親友が発言した
「お前が20年後もここにいたら、お前を殺す」
的な発言である。言葉は乱暴だが、主人公の背中を大きく押すまさに親友と呼ぶにふさわしい登場人物だったと思う。
tatsu

tatsu