RIO

ハンガリアンのRIOのレビュー・感想・評価

ハンガリアン(1977年製作の映画)
5.0
希望よ、我らに扉を開け…

戦争のことは何も知らない彼らだけど祖国への愛は深い

1942年 冬 ハンガリーの酒場に集まった男達
同盟国ドイツに出稼ぎのために故郷を離れる
ファビアンら4組の夫婦と二人の独身の男が
村の駅から電車に乗った

43年 春にポーランドを追放された女、子供たちがやってきた
よく働いて敬虔なハンガリー人達の生活

収穫の秋を迎える
自分達に食べ物が十分にあるわけではないのに
傍に困っている人がいれば速攻であげてる
海を見たことのない彼らの姿が素朴で
自分が恥ずかしいような気になった

そしてまた冬が来て 
故郷に帰ってきた
ファビアンはアドルフ・ヒトラーの名前も知らない

再会を喜ぶのも束の間
召集令状が届く

彼らが馬車に乗って歌いながら
「今日は最高に良い日だ」
と言った情景が陽の光と心に残る
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