椎良

X-MEN:ファースト・ジェネレーションの椎良のレビュー・感想・評価

4.0
表出

〈青年チャールズはテレパス能力を持つ"ミュータント"であり、同じように特殊能力を持つ仲間を探していた。そうして、彼は磁力を操るエリックを引き入れることに。
世界の転覆を企てるミュータント集団の暗躍を知った彼ら。避けられぬ対立を前に、それぞれが選んだ道とは…〉

『デッドプール&ウルヴァリン』に向けての視聴。再登場予定のキャラも今作に出ているという。
チームとしてのX-MEN、そして長く続いていくライバル関係のはじまりを描いた前日譚。監督はマシュー・ボーン。

青春物語的要素を含んだヒーロー映画、そして完璧な前日譚。キューバ危機やナチスを絡ませたストーリーにリアリティあり。
マカヴォイのチャールズ大好き。マイケル・ファスベンダーやジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルトなど好きな俳優や旬のキャストだらけで幸せ。

チャールズとエリック、ハンクとレイヴン、エグゼビア兄妹。様々な関係性が徐々に変容し、人間との分かり合いという途方も無いビジョンに対するどうしようもなさが伝わってきて良かった。
何より、ハックした敵の頭を通じ親友によって擬似的に殺害される( !? )という演出には度肝を抜かれる。ヒーロー譚として世界の危機を救いながらも、仲間同士の溝が浮き彫りになっていく悲しみもあって素晴らしい。

やはり能力によるアクションも見どころ!一対一のバトルや能力者同士の連携もアツい!
未熟なみんながわちゃわちゃしてる感じもイイ!!ウルヴァリンも出るよ!

MCUに統合された20世紀FOXシリーズであるが、別人設定やぶっ◯しエンドとかで雑に扱わず、存分に活かして欲しいな〜〜!!
椎良

椎良