オーウェン

ミルクのオーウェンのレビュー・感想・評価

ミルク(2008年製作の映画)
4.4
ゲイを公言して初めて公職者に就いたハーヴェイ・ミルクの伝記映画。

この映画はやはりそのミルクを演じるショーン・ペンの独壇場だ。
映画はほぼ晩年のミルクなので、年齢的にもショーン・ペン自身とピッタリ重なり合うから違和感がまるでない。

特にゲイの仕草がいかにもなアプローチで、恋人と公職の境に苦しむ政治家。
独白のシーンでは本気で地位向上を願う理想を持つ者である。

ガス・ヴァン・サントも変に奇をてらうことなく、正攻法でミルクの人生を炙り出していく。
ショーン・ペンは完璧にはまり役だが、対峙する政治家役のジョシュ・ブローリンも印象に残る役柄であった。
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