このレビューはネタバレを含みます
1回目の鑑賞。そして、自分はまだ夢を追いかけている途中。
きっとこの映画は、今自分がどのように生きているかによってだいぶ見方が変わる気がする。もちろん、何回目の鑑賞か、によっても。
きっと自分は意識しないながらも、毎日充実し、夢に向かって進んでいる途中なんだろう。そういった意味では、あまり響かなかった気がする。
ただ、何よりも大事なことは何かをこの映画は教えてくれていることはわかる。何かに夢中になること。生きていることを実感すること。痛みを感じ、苦しみと犠牲を尊きものとしてみる。消費社会に蔓延る「常識」にとらわれず、モノへの依存をせず、自己破壊を繰り返せ、と。
とても男臭い、何か一つの人生論の塊のような映画であった。
映画の作り込み方はとても素晴らしいものだった。噂では聞いていたが、サブリミナル効果も使っており、「僕」の異なる人格の存在を示している。2回目以降の視聴でさらに受ける印象が変わるだろう。
次は人生に行き詰まったときにみたい。その時はきっと、最高の評価をつけるだろう。