昔からファンタジー系にはあまり関心がなかったのですが、思ってたよりも現実世界寄りで逆にしんどかったです。
特にしんどかったのは堅固な城塞を攻め落とす大軍バトルで、敵がオークの姿であること以外は普通に人間同士のリアルな殺し合いを観ているみたいでした。キングダムやバーフバリでの既視感もあり、正直お腹いっぱいという感じでした。特にオークが捕虜の死体を投石器で投げ込むところなんかは残酷すぎて無理でした…。もっと魔法なんかを使ったファンタジックな戦いを想像していたのですが。
私が映画が好きな理由の一つは、現実世界の厳しさを束の間忘れることができるからですが、現実に戦禍で人々が苦しんでいる報道が続いている時に、人々が争い血を流す姿をわざわざ映画館で観たくはないですね…。争い一つなく平凡極まりない世の中であれば娯楽にも刺激が求められるのでしょうけど。
あといわゆる悪者側の種族の姿が醜いのも、現実世界におけるルッキズムがそのまま投影されているみたいでモヤっとしました。オーク団体からの抗議はなかったんですかね？ファンタジーであればOKというものでもないような気がしますが…。
・アラゴルン＝グリーンブック
・ガンダルフ＝マグニートー（X-MEN）
・ギムリ＝レイダース/失われたアーク
・アルウェンパパ＝エージェント・スミス（マトリックス）
・アルウェン＝リヴ・タイラーが美しい
