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愛と哀しみの果てのkazu1961のレビュー・感想・評価

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)
3.6
「愛と哀しみの果て」
原題「Out of Africa」
1986/3/15公開 アメリカ作品 2018-036
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1986年第58回 アカデミー賞作品賞

20世紀初頭、ようやく女性が社会進出を始めるような時代、そんな女性の生きづらさも垣間見せながら、アフリカ・ケニアで単身で農場経営に邁進した女性、カレンの恋愛と仕事を見事に描ききってのアカデミー作品賞は納得です。
強さで、逞しさの中に寂しさを垣間見せるメリル・ストリープの演技は圧巻。
デニスを演じるこの時50歳のロバート・レッドフォードは男の色気満載です。
ラスト近くのデニスとの死別のシーンよりは、ずっと苦労を共にした黒人召使い達とのお別れに心動かされます。
そして何より、ケニアのサバンナよ広大な威厳のある美しさ、これを観るには最高の作品です。

デンマークの資産家の娘カレンはスウェーデンの貴族と結婚し、ケニアへ渡る。コーヒー農園を経営することになったカレンは様々な困難にみまわれる。彼女はいつしか英国の冒険家と愛し合うようになり……。監督はシドニー・ポラック。主演はメリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード。1937年に出版されたアイザック・ディネーセンの小説「アフリカの日々」をカート・リュードックが脚色。
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