海岸

インディアの海岸のレビュー・感想・評価

インディア(1958年製作の映画)
2.3
2度目の鑑賞。
1回目のときはインドへの憧れもあってか、ひどく感動したようだ。
インドに訪れたことがある今見直すと、そこまで神秘というか深さまで感じることは出来なかった。残念。
様々な民族、職業の人が住む何組かのカップルの伝統的な生活を紹介しつつ、彼らが直面する近代化の波が大きなテーマになっている。
象や猿が登場し、動物と人間を一緒くたにストーリーに組み込まれているところがとても好き。
象使いの描写で、象の身体を洗うシーンなどまるでどっちが使っているのかわからんなぁと思った。
旅先でこんな映像作品が撮れるなんていいなぁ
戦争をネオリアリズムの手法を確立しつつ描いてきたロッセリーニが肩の力を抜いて単なる二項対立や葛藤でなく、雑多な混沌としたインド社会を描いている。劇映画とは別物ながら味わい深いところはある。
海岸

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