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キネマの天地のtonntのレビュー・感想・評価

キネマの天地(1986年製作の映画)
3.8
男はつらいよ!寅さん好きで毎年正月夏休みに観に行ってたのに…この映画の為にこの年だけなかった事から何となく敬遠してて今まで観てなかった…ばか後悔した。

まず…キャストめちゃくちゃ豪華。所々で脇で出てくる役者さんが笑えるくらいすごい。
当時だからオマージュという表現じゃないけど…今見たら色々重なってて…寅さんじゃないけど…ぽいところも満載でしびれる。役者も構成も流れも。

個人的には渥美清と笹野高史のやりとり、桃井かおりのクスっとした笑い…まさに真剣にやってるおかしさ…松坂慶子の美しさ…田中健と広岡瞬の俳優としてじゃなく単純にいい顔いい男じゃないかと…何と言ってもクライマックス。。。
脚本…山田太一と井上ひさしに山田洋次ってのもすごくないか。
有森也実がいいんだけど…だいぶ惜しい…藤谷美和子よりは全然いいんだが。。

歌の蒲田行進曲…つかこうへい、深作欣二のよりこっちの方が響く。

当時じゃなく今観れたのがよかったのかもしれないと思う。蒲田に住むようになってるし思い入れ勝手にしてる。
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