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乙女の祈りのmimicotのレビュー・感想・評価

乙女の祈り(1994年製作の映画)
3.8
彼女たちは、二人だけの空想の世界に住んでいた。その世界が壊されそうになった時、空想の延長線上で計画を実行する。

1954年6月ニュージーランドで、実際に起きた女子中学生による事件が元になった物語。

上目遣いで睨んだ目が印象的
内気なポーリーン
自由奔放で怖いもの知らずな
ジュリエット(ケイト・ウィンスレット)
自分たちは周りの人間とは違う!特別な人間だ!

14歳
ふたりはめっちゃ仲良し
そしてすこし危うい関係
下着姿で走る
出産ごっこ
Kiss💋もしちゃう

結果だけを見ると、胸が張り裂けそうになる惨い話なのだけど、そこに至るまでの、多感な思春期特有の脆さ、過干渉で管理しようとする親、色眼鏡で見る大人などが描かれていて、気づくと大人は何もわかってない!ってなってた。

空想の世界で起こる出来事を、現実の世界でリンクしていくのは楽しそう。
ただ、事件に関しては少女目線にはなれなかった。

過ぎ去ってしまえば、「あの頃はおかしかった」
後悔してるだろう。だって、事件はあまりに理不尽だったもの。。

「小さな悪の華」と元ネタが同じ୨୧
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