がんさ

イエスマン “YES”は人生のパスワードのがんさのレビュー・感想・評価

3.5
後ろ向きな男が、カルトセミナーに連れ込まれ、何事にもYESと言う誓いを立ててしまうお話w

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ジム・キャリーが観られる幸せを噛みしめつつ…

お話は三谷幸喜作品のように、ラストに向け次々に伏線が回収されて爽快なのだが…

ずっと笑ってもいられない。不意に発せられる台詞が芯を食っていて、作品を通して人生のメタファーに満ちているのだw

わたしなんかには、思い当たる節がたくさんあって耳が痛い汗w

この世界は遊び場だって…子どもの頃は分かっていたのに、ホントいつ忘れてしまうのだろう…

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そう言えばわたしの知り合いに、

本作の素敵なヒロイン、ゾーイ・デュシャネルをそのまま写し込んだような、女性ロックンローラーがひとりいる。

昨年彼女に誘われるまま、とあるイベントについて行ったのだが…何故かその日の終わりには、

ポーランド人のカメラマンと見ず知らずの電気屋さんと一緒に、強風の河川敷で寒さに打ち震えていた。

そこに優しいトラック兄ちゃんが登場。荷台で暖を取らせてくれて、みんなでみかんをいただいた経験がある汗w

つまり何が言いたかったかと言うと…きっと少し勇気を出して「YES」マンになれば、

旅がサイコーに上手くいっている時みたいに、信じられないような充足感が得られる!…可能性がある!…かもしれない。

いつも「YES」マンだと、たぶん自分はエネルギーが足りなくなってしまうから、時々「YES」マンくらいの具合で行きたい。

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ルック0.5
シナリオ1.0緻密で心地よい伏線回収
役者1.0ジム・キャリーが変幻自在で素敵
深度1.0
がんさ

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