アン子

素晴らしき哉、人生!のアン子のレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
【この映画になら深夜に観てブルーライトを浴びてもいい】
大学の頃観てもう一度観た。二度目の今の方が感動してしまって、
今の方が苦しくて、主人公の気持ちがより分かってしまっている現状なのが分かった。

ジョージがいない世界といる世界は全く違って、現実でも本当に、作中の通り「1人の命で世界は一変してしまう」んだろうなと思えた。

どんな方の命も尊くて、ないと世界は一変してしまう。
が、ないと悪く変貌してしまうか良くなってしまうか、どれぐらい一変するかはやっぱり差が出てしまうとも思う。残酷だけど

現実の世界もこの映画通りなら、
どれだけ他人に優しくできて、頼られて、人徳があるかでその人の価値は決まっていくのだろうか。
以前、テレビで所ジョージさんが
「俺はいい人に思われたいから人に優しくしてる。その人の価値は他人が決めるものだから」と言っていた言葉がこの映画で沁みてくる。
25歳でこの金言が沁みて理解しだすって結構いいスピードじゃない?私笑

ここに書くべきじゃないことかもだけど、今日結構死にたかった。
毎秒無償に焦っているのに、今日も何の成果も得られませんでしたー!で、何かしたいのに何もできず、変わることがなにもなく
どうせ が口癖になっているのに見終わった今気づく。

普段同じ映画は見返さないんだけど、
なんだか観たくなれてよかった。

寝る前のたった2時間でも、
分かったことがあって、感動できたらその日はいい日になれてしまう。分かったことは、

・昔からずっと死にたかったけど、ここ数年が最も死ぬことを考え続けており、つまりここ数年がピークである可能性もある
(私はなんでもポジティブで結ぶ癖がある)

・どれだけ他人に優しくできて、頼れられて、人徳があるかでその人の価値は決められる
あんまり他人に軸を合わせすぎるとつらかっちゃんなので自分の好きなことをしながらね

・私には大事な人が周りにいる。そいつらは私が死にたい時に告げなくても頭の中だけでも哀しんで、止められるのが癪だが
大事な人たちが何人もできている。
アン子

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