チャールズ・ブロンソンの打表作。我々はだいたいこの映画あたりから、チャールズ・ブロンソンをはっきり意識し出す。ルネクレマン監督とフランシスレイの音楽がタッグを組んだサスペンスとなれば、当然ヒットするだろう。
#1297
1970年 フランス🇫🇷映画
監督は「太陽がいっぱい」のルネ・クレマン
脚本はセバスチアン・ジャプリゾ
出演者チャールズ・ブロンソン、マルレーヌ・ジョベール
音楽はフランシス・レイ
地中海を臨む避暑地。雨のそぼ降る或る夜、夫の留守中に侵入して来た男をショットガンで撃ち殺したラブラブ(マルレーヌ・ジョベール)死体を誰にも見られず断崖から捨てて一安心した彼女の下に謎の男ドブスが現れる......。
やがて海岸で死体が発見され、娼婦の女が逮捕されてしまう。
二つの事件が複雑に絡んだミステリーはなかなか見応えある。そんな中、謎の男ドブスを演じるブロンソンの魅力爆発、最高に脂の乗り切った時期だけに、あの愛嬌のある可愛い瞳と髭、鍛え抜かれた身体が精悍でカッコいい。
それもそうだろう、この映画、「さらば友よ」でブロンソンに惚れ込んだ脚本家セバスチャン・ジャプリゾが彼をモデルに書いたシナリオなのだ。
なるほど、そういうことね。
2023.07.14視聴330