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美女に出会って怪しげな男に巻き込まれるあたりヒッチコックっぽいなと思いながら観ていると、盲目の男とのタバコのやり取り、荒れる海上の格闘シーン(舟)など映画的なシーンもあり71分だし良いのかなとも…
このレビューはネタバレを含みます
5月18日@otsurourevue
乙郎さん@otsurourevue
『浜辺の女』(ジャン・ルノワール)鑑賞。素晴らしかった。スコット、ペギー、テッド、3者3様の過去への執着、それらの作用によ…
冒頭からマヤ・デレンばりの超現実的イメージが表すように(そういえば「狩人の夜」でも美しい水中シーンがあった)、これは男の過去を起点とした妄執の物語であると推察する。
婚約者と浜辺の女、二人の女性はそ…
盲目の夫に暴力を振られる妻を愛してしまう男のファム・ファタル劇と勘ぐり観ていると途中から少しずつズレ始め観客を錯乱する不気味な映画。辻褄が合わない怒涛の終盤に呆然とするが思い返すと何度もやりとりに暗…
>>続きを読む開始直後のR・ライアンがみる悪夢からもうゾクゾクする
盲目の旦那の前で交わされるタバコのやりとりも堪らない
主人公と旦那が釣り(ケリをつけ)に行く際、部屋の中で鳴る風の音から始まる一連のシーケン…
ヒロインが黒い服を着て難破船の前に座っている姿や、スコットが霧の砂浜を馬で行くところ、波の残像など、映像が美しくてぞっとした。
終わりはえーこんなラスト?と思ったけど、今思うとあれで良いような気も……
ジャン・ルノワール。公開当時も酷評と絶賛が真っ二つにわかれたという本作。私はスコア通り前者でした…。1番の理由は、キャラクターが誰も魅力的じゃなかったこと。
正しく言うと、イヴの存在だけが救い。主人…