ギャング2人組、ファミレス強盗を企むカップル、八百長を強いられるボクサーが時系列バラバラのオムニバス形式で語られつつ、最後で点と点が線になるクライムストーリー
言われているほど時系列が複雑ではなく、キャラクターのインパクトが強いため、時系列が変わっていることさえ認識しておけば話はわかりやすい
ストーリー性は弱いし薄っぺらいのに、最後が最初につながったこともあり観終わった時に作品の一貫性を感じ、満足感を得ることができた
基本は中身がないのに何故か魅入ってしまう彼らの会話とバイオレンスシーンで構成
会話を聞くだけでも十分満足できる上に、本作で特によかったのはキャラクターのインパクトとBGM
キャラクターは特にしっかり誰がどんなキャラか説明があるわけではないが、キャラ立ちがしっかりしていて、一度登場したら忘れられないインパクトを残してくる
BGMも元々有名になっていて耳馴染みがあるというのもあるが、どれもいい曲
物語性に重きを置いていない作品ながらここまで満足させてくれたのは上記２つのおかげもあるし、タランティーノの考えられた構成のおかげでもあると感じた
ユマ・サーマンのダンスからのトンでる顔までが美しいし1番の見どころ
