風来坊

ホワイトアウトの風来坊のレビュー・感想・評価

ホワイトアウト(2009年製作の映画)
4.0
再鑑賞。

周りは身動き不能の極寒の大地で囲まれた閉鎖的な空間を上手く利用した秀作サスペンス。冒頭から引き込まれる感じであとはあっという間の1時間半。
話しの舞台としてはわりと狭い範囲なので、中盤は中だるみするかなと思ったのですがそんな事もなく最後までハラハラドキドキさせてくれます。

閉鎖的な場所で誰が犯人なのか分からない中での緊迫した捜査は手に汗にぎりますね。
主人公のバックグランドも明確なので、それが効果的に物語を良くしています。
主人公役のケイト・ベッキンセールさんもハマり役で良い演技をしています。色白だから白銀がよく似合って美しい。
勘の良い人はなんとなく犯人が冒頭でわかってしまうかも知れないですが、私は見事に騙されました。

「こいつが犯人だろ!」と目をつけていたんですが全然違いました(TωT)
脚本もしっかりしたサスペンスの王道といった感じの映画ですね。
まあ…銃を撃てば良いのでは?というシーンが結構あるんですよね。
ピンチなのになぜ撃たない的な…そこはツッコミどころかなと思います。ラストはちょっと好みが分かれると思います。

南極の調査基地を舞台にして南極初の殺人事件を、心に傷を抱えた女性捜査官が挑むという設定が良かった。
個人的には好きな作品なのですが、評価は低いし公開当時も話題にならず残念。
サスペンスとしてハラハラドキドキで楽しめた作品でした。
風来坊

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