健一

オクラホマ・キッドの健一のレビュー・感想・評価

オクラホマ・キッド(1938年製作の映画)
3.5
1939年 🇺🇸映画。 モノクロ作品。


BSで放送していたので録画して鑑賞。

ジェームズ・ギャグニー
      vs
ハンフリー・ボガード。

世紀の大スター夢の共演‼️ なの?😅

85分とサラッと見れる痛快西部劇。
一気に見終わってしまった。
予想以上に面白かった。なにより単純明快!分かりやすい!😅

見る前はボガードが正義のガンマンでギャグニーが悪徳保安官か何かだと勝手に思っていたのだが、まったく逆!
でもボガードの悪役がこれまたいいんです。
彼が悪役を演じる作品を今回初めて見た。
あの『ニヒル』な感じ!たまらない。

story
ネイティブ・アメリカンから金で奪った土地に開拓者たちが集まる。
善人と悪人。ごっちゃ混ぜで荒野を駆ける。
その後 街は急速に発展したが 賭博屋を牛耳るマッコード一味の度重なる悪事に市長は頭を悩ませる。
街の浄化を目指すジョンはマッコードにより殺人の容疑を掛けられ投獄されてしまう。
ジョンの次男のオクラホマ・キッドことジムは父を救い出そうとするが失敗。後にジョンは死刑となってしまう。
怒りに燃えるキッドはマッコード一味との対決に挑む・・・

最初はトム・クルーズ主演の「遥かなる大地へ」みたいな作風なのかなと思っていたが『土地取りレース』は意外とあっさり。😅

父を殺されたオクラホマ・キッドの復讐を兼ねたフツーの西部劇でした。
正義の味方っぽいが浮世離れ、女性には紳士的に優しく 一方で銃を握れば敵なしの腕前。
ちょっと顔はおっかないがジャグニーのオクラホマ・キッドに釘付けになる。

裏のテーマに『法と正義』というのがあって銃でぶっ放し殺し合う時代から法と正義に従って秩序を持って生きて行くアメリカの変化の時代の移り変わりも垣間見える。

ラストのギャグニーvsボガードの最終決戦は・・・

あ!そんな感じなんだ。 😲

『名作』と呼ばれるような作品ではないけど 暇な時に気軽に見るには最適な作品でした。
健一

健一