黒旗

華麗なるヒコーキ野郎の黒旗のレビュー・感想・評価

華麗なるヒコーキ野郎(1975年製作の映画)
3.5
敵ながら大戦中の撃墜王と云われた男。彼に畏敬の念を抱いていたからこそペッパーは、かつて自分が渡り合ったというホラ話も女性や子供に聴かせていた。偶然にも実物に出会い、その口から出る言葉をどんな想いで聴いていたのか。複葉機や曲乗り稼業は時代と共に遺物となろうとしていたが、彼ら二人は才能と勇気の限界を注いできた空に再び居場所を求める。ニューシネマらしい終焉。航空撮影の素晴らしさ、迫力は現代でも十分通用すると思う。
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