幻の曲を手に入れたい若きギタリストが伝説のハーピストを南部へ連れて行くロードムービー。
悪魔に魂を売りギターテクニックを手に入れたという有名なロバート・ジョンソンのクロスロード伝説をモチーフに進むストーリーはブルースファンならニヤニヤが止まらないのでは。
授業で演奏する「トルコ行進曲」の後半が素敵なブルースになったり、病室でのスライドギターやウィリーのブルースハープなど、見せ場(聴かせ場)が多い。
そして吹き替えとはいえフィンガーリングもそのものでお見事!
目玉はスティーヴ・ヴァイ(若い!)とのギターバトル、ユージンの吹き替えもスティーヴが演ってるらしいがなかなか見応えあった。
ウィリーの呪縛を解きながらユージンへブルースの本質を手ほどきする旅はミシシッピーからシカゴへ行き着くブルースの歴史と同じ、その先は1人で行け・・・何ともズッシリと深い余韻。
面白かった。
監督 ウォルター・ヒル
キャスト
ラルフ・マッチオ
ジョー・セネカ
ジェイミー・ガーツ
ロバート・ジャッド
ジョー・モートン
ティム・ラス
スティーヴ・ヴァイ