時間が止まっちゃえばいいのに。
内容は少し違うけれど...似てると思ったら、これはジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」へ、オマージュを捧げた作品だった。
原作の、姉弟の危うい関係と比べると、こちらは少し母子愛に近いような..感じがしました。
小劇場のようなお家のインテリアがどれも個性的で素敵。そこで繰り広げられる騙し絵のような、芸術遊びのセンスの良さったらない。くしゃくしゃ髪の、ソックリな二人が溢れるアイデアを出し合い創作する様子が大好きでした。
二人で一つの殻に閉じこもる日々がとっても楽しそう。それがずっと続くと思ってるんだろうなぁ。
いつかは殻の中に外の風が吹き込む。好きな人の変化を見続けるのは辛いね。
やっぱり、時間が止まっちゃえばいいのにって思った。
「恐るべき子供たち」(原作)より、こちらのラスト方が好き。