1983年、ブライアン・デ・パルマ監督。
『暗黒街の顔役』(ハワード・ホークス、1932年)のトニー・カモンテを、粗野で凶暴なトニー・モンタナにリメイクしたことで公開当時大ブーイングを受けたという本作。で、その後大人気になったんだよね。
面白かったー。
1980年頃のマイアミが舞台。
短髪で傍若無人なアル・パチーノ。
親友のマニー(スティーブン・バウアー)がまた良いのよ。素直で気のいい好青年でうっかりギャングってことも忘れちゃいそう。マニーの笑顔がトニー(パチーノ)の凶暴さを引き立てる…。
そしてラストシーン。コテコテな畳みかけをアル・パチーノの乾いた感じが軽く凌駕していて最高だった。吠える声がいいね!
ミシェル・ファイファーとメアリー・エリザベス・マストラントニオのペラペラドレス姿も素敵。でも一番インパクトあった女性はママかな。
リメイク(リブート?)を監督ルカ・グァダニーノ、脚本コーエン兄弟で製作予定ってなってるけど、どうなってるんだろう。楽しみ。更なる狂犬が出現しそう。今作の脚本はオリバー・ストーンということです。