絵と色とストーリー、満載で突っ走る。
デフォルメされた輪郭が空気を通して風通しが良い。
主題は最初に掲げられたので、何も考えずにほわんほわんと丸い玉になって見る。
自由、平等、友愛の共和国フランスはストライキやデモは当たり前。誰も驚かないけどチキンはびっくりよ。鶏にストライキは許されず!
特殊な画法に鮮やかな色彩、自然に馴染んで見ていられたのが不思議。ん?ミュージカルもありで盛り沢山。
猫は柔らかくて姉妹は気兼ねなし。
指輪にまつわる思い出話も、パプリカチキンの騒動も、警官も巻き込まれた亡き父も、町の空気となって黄色い雲となって、また明日が始まる。
ベレー帽がどうなったかそれだけが気になる。
吹替のみだったので吹替にて。