1976年のイタリア映画。どこかフランス映画の匂いがする。
曲は知っている。落ちぶれた音楽家も覚えている。彼女も観た記憶があるのだが、映画そのものはどうも思い出せず、やっぱり観ていないのだろう。
併映は「カサンドラクロス」。こちらの映画はしっかり覚えているのに不思議だ。
人生に挫折し落ちぶれている作曲家リチャード(リチャード・ジョンソン)は、ふとした事から一人の少女ステラ(パメラ・ヴィロレッジ)と出会う。しかし、彼女の体は白血病)に冒されており後三カ月の命だった。美しいメロディーに乗せて懸命に生き抜こうとする少女と再起に賭ける男を描いたラブ・ストーリー。
この曲とソフィー・マルソータイプの少女とこのストーリーなら、当時観ていた人には心に残る映画になってる人も多いのではなかろうか。当時ならある程度評判になる映画だと思う。
しかし、年をとった今の感覚で初鑑賞となると、「流れる曲が良かった」で終わってしまう。映画にとっても、見る側にとっても旬がある。その旬が重なった時心に残る作品になる。
と言うことで、レンタルしたのだけど、期待ハズレだった。
2023.01.22視聴34