ドイツ映画ってなんだろう、色味がないというか無機質な感じ、これもやはりそう、まあそれも含め好きなんだけど.
まだ壁が崩壊する前の東独.
怪しい人物がいれば徹底的に監視する、捕まえる、そんな時代.
尋問が得意なヴィースラーがある家の盗聴をしていく、、
常に無表情な彼とは反対にゆらゆら揺れ動く彼の内面、見えていないのに手に取るように分かる.
善き人の為のソナタ
聴きながら何を思った?
善き人ってなんなんだ?
良くも悪くも芸術は人を動かす、頭で考えるところ以上に深い所に届いてしまう、、
淡々とそして静かにハラハラさせながら向かうラスト、、
最後の台詞、
「それは私のための本だ。」
ああ、その通り.
終わってまず、よく出来た映画だなあと、ふーーむと頷いてしまうそんな映画、良作.