健一

RAINの健一のレビュー・感想・評価

RAIN(2000年製作の映画)
4.7
雨の日に思い出す 私のオススメの一本。

2002年1月に公開されたタイ🇹🇭の作品。
本来ならビデオスルー、運が良くて都内一館での単館公開ぐらいなタイ🇹🇭の映画が、小さいながらも全国公開された事にまず当時驚いた。
なんで?タイ🇹🇭ブームが起こっているの?と不審に思いながらも劇場へ。
死ぬほど感動した。死ぬほど泣いた。切ない!切なすぎる!
わたくしの大好きなタイ🇹🇭映画です。

バンコク。
生まれつき耳が聞こえない孤独な青年は大都会でだったひとりで生きている。
ある日 働く射撃場に一人の男が現れ 次々と的を射抜いていく。男は殺し屋。
彼は青年に銃を差し出す。青年は最初の一発で 的を射抜く。
それを見た男は青年を殺し屋として育て上げる。
数年後 凄腕の殺し屋と成長した青年は美しい少女と出会う。
彼女は障害を抱える青年に優しく接する。
初めて人の優しさに触れた青年は人を愛することを知るのだったが・・・

これを言ったら反感を買うかもしれないが 私にとって「レオン」より切ない作品。
はい!「レオン」より「レイン」です!

『耳が不自由な青年と少女との淡い恋』
というだけでも一本の映画として成立しそうなのに 孤独な青年の苦悩、殺し屋としての仕事っぷり、地下鉄での壮絶なガンアクションなど 見どころ満載。
そしてなんと言っても あの切ないラストシーン。
全てにおいて かなり完成度の高い作品です。

ニコラス・ケイジ主演でハリウッドでもセルフリメイクされているほど 世界的にも評価が高い作品。
涙が止まりません。



劇場公開時 2002年 1月
上野スタームービー
💺141 席
客入り 10人もいなかったような。😢

1952年開業。
松竹洋画チェーン館としてスタートしたが のちにピンク映画館に。
その後 上野スタームービー として生まれ変わり 東急洋画チェーン館として復活!
しかし数十年後 老朽化の為閉館。
新しく立て直し現在は再びピンク映画館と。
壮絶な道のりを歩んできた映画館。
上野恩賜公園が隣にあり 桜の季節に🌸よく訪れていた。
ちなみに 本作をこの劇場で鑑賞した時は
雨 だった。
健一

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