東西冷戦が終結し、ベトナムの英雄であるアメリカ軍人とアフガンの英雄であるロシア軍人が、ドイツチェコ国境の指揮官として配属された。
＂戦争をしないために軍隊がある＂この時代に、二人の英雄はいつしか戦争ごっこを始めてしまう。敵を倒すことのみを叩き込まれた彼らは、そんな時代が生んだ被害者なのか。核実験を止めるために核実験をし、戦争をしないために核をつくる矛盾した世界。
映画のラスト、二人は拳を交えて戦う。原題の＂第４次世界大戦＂とは、核戦争後の戦争では素手が唯一の武器となるという意味が込められているのだ。
