Junko

英国王のスピーチのJunkoのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.2

住んでる世界があまりにも違う縁のないお話かと思いきや、トラウマに立ち向かっていく人と、その人を支える周りとの関係性を描いた、とっても熱い人間ドラマでした。

ジョージ6世にとっては吃音でしたが、誰しも自分が、苦手・嫌・出来ない、と過剰に感じていることってあると思います。
ネガティブに思うきっかけがあって、それを引きずって、自分自身で負の暗示をかけてしまう…。
共感できるからこそ、ジョージ6世のことを、いつの間にか応援している自分がいました。

ネガティブに思うきっかけも、逆にその心のモヤモヤを溶かすきっかけも、周りの人との関わりは、すごく関係してくる。
最終的に乗り越えるには、自分がどう向き合うかではあるけれど、熱く伝わってくるジョージ6世とライオネルの絆や、奥さんとの関係性に、じんわり感動して、エンドロールでポロポロと涙が。

やっぱり映画館で観ると、より入り込めますね。
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