工藤蘭丸

奇跡の人の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

奇跡の人(1962年製作の映画)
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これは間違いなく映画史の授業で観た作品でしたね。映画の内容もさることながら、上映後に手振り身振りを交えて解説してくれた淀川長治さんの講演の様子もよく覚えています。

淀川さんによると、本作は舞台劇の映画化で、舞台でも同じアン・バンクロフトとパティ・デュークが演じていたということ。それから、日本では奇跡の人というのはヘレン・ケラーのことだと思われているけど、この原題は『The Miracle Worker』で、実はサリバン先生のことを指している、ということなどを教わったものでした。

本作は、その後テレビか何かでももう一度観ているけど、やはり見応え十分の名作でしたね。