売れないブルース・シンガーの探偵物語
ハードボイルド映画
松田優作の原案を映画化、工藤栄一監督作品
松田優作がブルースシンガーとして描かれており、貴重な作品
派手なガンアクションは少なく、あくま…
松田優作が、いいと思う設定やモノを織り込んでいった映画。
テレビでは『探偵物語』、映画では『処刑遊戯』など遊戯シリーズなどがあったが、そこでやれなかったことを作品に入れたのではないだろうか。
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学生の頃、学校をさぼり東横線の終点〝桜木町駅〟(現在は路線が伸びている)からブラブラと野毛方面へ歩き、今は無き〝横浜ニュース劇場〟で友人と鑑賞。
〝蘇る金狼〟や〝俺達に墓はない〟〝遊戯シリーズ〟な…
"灰色の街"が流れる中画面が横に移動して行き、暗くなった所で出てくるタイトル。このOPが素晴らしい。以後、工藤栄一の「光と影」演出で気分を上げ、更に田中浩二 と優作のじゃれ合う場面で昇天。私的には「…
>>続きを読むあの時代のヨコハマは最高にクールでクレイジーだった。灰色の街を、朝霧の中を、ロングコートのポケットに手を突っ込んで寒がりながら歩く優作が脳裏に焼き付いて離れない。詩的な作風なぶん、ストーリーの厚みが…
>>続きを読む松田優作がひたすら好きな要素を詰め込んだ作品。なのに不思議となるしスティックな香りがしない。おそらく、優作の存在感を中心に添えているのは確かだが、同時にハードボイルドに必要不可欠な場(ここでは横浜と…
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